『群馬の算額』と「群馬の算額掲載No.」

 『群馬の算額』

   『群馬の算額』は、群馬県和算研究会が調査・研究した算額について、出版したものです。
   大きく分けて2種類になっています。

   ひとつ目は、1971年〜1977年に発行された、わら半紙にガリ版刷りのものです。
   算額の問題文だけでなく、大きさや手書きの簡単なスケッチが載っていたり、会員の
   ひとりひとりの調査結果が分かるものです。第1集〜第5集に分かれています。

      群馬の算額 第1集 1971年発行
      群馬の算額 第2集 1972年発行
      群馬の算額 第3集 1974年発行
      群馬の算額 第4集 1975年発行
      群馬の算額 第5集 1977年発行

   もうひとつは、第1集〜第5集にさらに追加も含めて、年代順に整理され、内容も揃えられて
   1987年に刊行されたものです。額の大きさ等については記述されていません。
   こちらは、群馬県内の算額160面について載っています。
   これ以降は新たに見つかったものは、ほとんど無いため、この本が基本になっています。
   研究者の間では、決定版『群馬の算額』と呼ばれています。

      群馬の算額     1987年3月発行

   この本(決定版『群馬の算額』)では、掲載順に番号を付けています。
   研究者の間では、群馬県内の算額の特定に、この「群馬の算額掲載No.」を使っています
   このウェブページでも、それぞれの算額の特定に「群馬の算額 ○○○」を使っています。
   

 『群馬の算額』についての情報

  『群馬の算額』は、第1集〜第5集はもちろん、
  1987年発行の決定版『群馬の算額』も、
  一般の書店では、手に入りません。
  発行元の群馬県和算研究会にも、残部は
  無いそうです。

  高崎市立図書館には、禁帯出ですが、
  すべて揃っています。

  禁帯出なので、じっくり解法を考えようという
  向きには不便です。
  (一部なら図書館で有料コピーサービスが
  可能です。)

 『群馬の算額解法』についての情報

  『群馬の算額解法』は、平成19年(2007年)に
  群馬県和算研究会が発行したもので、
  群馬県内の92面の算額について、問題文と
  現代解法例が載っています。

  こちらに関しては、群馬県和算研究会に残部が
  あり、5000円程度で入手可能です。

  高崎市立図書館には有りませんでした。
  群馬県立図書館には、2冊あり、
  うちの1冊は貸出可でした。

           ←トップページへもどる       

 

inserted by FC2 system